チャーチル 2013 4 27

 世界史に残る政治家で、
私が尊敬しているイギリスの政治家は、
クロムウェル、チャーチル、サッチャーです。
 しかし、昔、聞いたところでは、
イギリスでは、クロムウェルは、あまり人気がないという。
 だから、イギリスでは、
「強い指導者」は好まれないと思っていました。
 しかし、2013年4月26日の時事通信社のニュースでは、
「チャーチル氏が、お目見え 新5ポンド紙幣に」
「イングランド銀行(イギリス中央銀行)は26日、
新たな5ポンド紙幣に、第2次世界大戦で国を率いた、
チャーチル元首相の肖像画を採用すると発表した」とあります。
 私は、こう考えています。
国力を高めるには、まず紙幣から始めるべきだと。
 地球儀で見れば、イギリスは、小さな島国です。
そんなイギリスが、世界史において大きな地位を占めているのは、
政治家の力が大きいと思います。
今後、クロムウェルやサッチャーが紙幣に採用されることを期待しています。
 ところで、私は、チャールズ・ディケンズ生誕200周年の記念銀貨を持っています。
日本のコインは、技術的に高度で、美しいことで知られますが、
創造性や独創性という点では、イギリスのコインは、すばらしい。
 コインには、一目でディケンズと分かる顔の輪郭が、
ディケンズの30作品のタイトルを使って表現されています。
 一見すると、文字がたくさん刻まれていますが、
よく見ると、文字の集まりが、ディケンズの顔の輪郭となっています。
 「SOMETHING WILL TURN UP(なんとかなるさ)」
コインの側面には、そう書かれています。
 さて、コインの話題をもうひとつ書きます。
イギリスでは、エリザベス2世戴冠60周年のコインが発行されます。
こちらは、気品があり、美しいデザインです。

ネイズビー Naseby 2004 5 25
 1625年に国王となったチャールズ1世は、
父王ジェームズ以上に、専制政治を強化した。
 そのため、議会は、「権利の請願」を提出し、
「議会の同意がない課税」や、
「法律に基づかない逮捕や投獄」をやめることを、国王に約束させた。
 しかし、これに対し、国王は、結局、議会を解散し、
約11年間、議会を開くことなく、専制政治を行うことになった。
 こうして、王党派と議会派の対立は、深刻なものとなり、
ついに、ある事件を契機に、イギリスは、内乱状態となった。
 議会派の中心であったクロムウェルは、
近代的な軍隊に近い「新型軍」を編成し、
1645年に、「ネイズビーの戦い」で、王党派の軍隊に大勝した。
 1649年には、国王が処刑され、議会派が、共和政を打ち立てた。
これが、ピューリタン革命と呼ばれることになった。



























































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